片手鍋と両手鍋はどっちが使いやすい?違いと選び方を徹底比較

鍋を買おうと思ったとき、「片手鍋と両手鍋はどっちが使いやすいの?」と迷ったことはありませんか?
見た目の違いは取っ手が1本か2つかですが、実際に料理をしてみると、使いやすい場面にはかなり違いがあります。
味噌汁や少量の茹で物には片手鍋が便利ですし、カレーやシチュー、おでんなどをたっぷり作るなら両手鍋が候補になります。
- 味噌汁・スープ・少量の茹で物 → 片手鍋が便利
- 1~2人分の少量調理 → 片手鍋が候補
- カレー・シチュー・おでん → 両手鍋が便利
- 家族分をまとめて作る → 両手鍋が候補
- 鍋を傾けて注ぐことが多い → 小さめの片手鍋が扱いやすい
- 中身を入れると重くなる料理 → 両手で持てる両手鍋が扱いやすい
迷ったら「何人家族か」だけではなく、その鍋で何をどれくらい作るのかを考えるのがポイントです。
- 片手鍋と両手鍋の違いとは?
- 片手鍋と両手鍋の違いを比較
- 片手鍋のメリットは?
- 片手鍋のデメリット・注意点は?
- 両手鍋のメリットは?
- 両手鍋のデメリットは?
- 第1部まとめ|少量調理なら片手鍋、多めに作るなら両手鍋が候補
- 一人暮らしなら片手鍋と両手鍋はどっち?
- 2人暮らしなら片手鍋と両手鍋はどっち?
- 4人家族なら片手鍋と両手鍋はどっち?
- 片手鍋と両手鍋は何cmを選べばいい?
- 料理別|片手鍋と両手鍋はどっちが使いやすい?
- 料理別の使い分けを一覧でチェック
- 片手鍋と両手鍋を両方持つならどう組み合わせる?
- 家族人数より「いつもの料理量」を優先しよう
- 片手鍋と両手鍋は人数より料理量で選ぼう
- 片手鍋と両手鍋は素材でも使いやすさが変わる
- 片手鍋と両手鍋は深型・浅型でも使い勝手が違う
- IHで使うなら片手鍋・両手鍋の対応表示を確認
- 片手鍋と両手鍋は「重さ」も重要
- 収納しやすいのは片手鍋と両手鍋どっち?
- 片手鍋と両手鍋は蓋付きがいい?
- 片手鍋と両手鍋を買う前に確認したい7つのポイント
- 第3部まとめ|取っ手の数だけでなく素材・深さ・重さまで確認しよう
- 結局、片手鍋と両手鍋はどっちがおすすめ?タイプ別にチェック
- 片手鍋と両手鍋は両方必要?
- フライパンがあれば両手鍋はいらない?
- 片手鍋と両手鍋で後悔しやすいポイント
- 片手鍋と両手鍋を長く使うためのポイント
- 片手鍋と両手鍋に関するよくある質問
- 片手鍋と両手鍋で迷ったときの最終チェック
- まとめ|片手鍋と両手鍋は「何をどれくらい作るか」で選ぼう
片手鍋と両手鍋の違いとは?
片手鍋と両手鍋の一番分かりやすい違いは、もちろん取っ手の数です。
片手鍋は鍋の片側に長い取っ手が付いており、両手鍋は鍋の左右に短い取っ手が付いているのが一般的です。
ただし、鍋選びで重要なのは見た目ではありません。
調理量・持ち運びやすさ・収納性・よく作る料理などによって、使いやすいタイプが変わります。
片手鍋は少量調理で取り回しやすい
片手鍋は、比較的小さなサイズの商品が多く、毎日のちょっとした料理に使いやすい鍋です。
例えば、
- 味噌汁
- スープ
- ゆで卵
- 野菜の下茹で
- 少量の煮物
- ソース作り
- 少量のお湯を沸かす
といった料理に使いやすいでしょう。
長い取っ手があるため、鍋を少し傾けて汁物を器へ移したり、茹で汁を捨てたりするときにも扱いやすいのが特徴です。
両手鍋は量の多い料理に使いやすい
両手鍋は左右に取っ手が付いているため、中身が重くなったときでも両手で持ちやすいのが特徴です。
例えば、
- カレー
- シチュー
- おでん
- 豚汁
- 具だくさんスープ
- 煮物
- 作り置き料理
など、ある程度まとまった量を作る料理で使いやすくなります。
ただし、「両手鍋=必ず大容量」というわけではありません。
小型の両手鍋もありますので、実際に選ぶときは直径だけでなく容量や深さも確認しましょう。
片手鍋と両手鍋の違いを比較
どちらを選べばいいか迷っている方のために、主な違いを簡単に比較してみましょう。
| 比較ポイント | 片手鍋 | 両手鍋 |
|---|---|---|
| 取っ手 | 片側に長い取っ手 | 左右に取っ手 |
| 得意な調理量 | 少量~中程度 | 中程度~多め |
| 向いている料理 | 味噌汁・スープ・茹で物など | カレー・シチュー・おでんなど |
| 中身が重いとき | 片手では持ちにくくなる場合がある | 両手で持ちやすい |
| 注ぎやすさ | 小型なら傾けやすい | 大量の汁物を直接注ぐ用途には向きにくい場合も |
| 収納 | 長い取っ手のスペースが必要 | 横幅は出るが長い取っ手はない |
この表を見ると、どちらが優れているというより、得意な役割が違う鍋だということが分かります。
片手鍋のメリットは?

まずは片手鍋のメリットから詳しく見てみましょう。

味噌汁やスープを作りやすい
家庭料理で片手鍋の出番が多くなりやすいのが、味噌汁やスープです。
毎日大量に作るのでなければ、大きな両手鍋を出すより、小~中型の片手鍋のほうが扱いやすいことがあります。
鍋をコンロからシンクへ移動したり、器へよそったりする一連の動作もしやすいのが魅力です。
少量のお湯を沸かしやすい
ゆで卵を作ったり、野菜を少しだけ茹でたりするとき、大きな両手鍋では持て余してしまうことがあります。
そんなときに小さめの片手鍋があると便利です。
必要な量に合った鍋を使えば、大きすぎる鍋を毎回洗う必要もありません。
鍋を傾ける動作がしやすい
片手鍋には長い取っ手があるため、小型で無理なく持てる重さなら、鍋を傾ける動作がしやすいのもメリットです。
例えば、
- スープを器へ移す
- 茹で汁を捨てる
- ソースをかける
といった場面で便利です。
ただし、中身をたっぷり入れた重い片手鍋を無理に片手で持つのは避けましょう。
毎日の「ちょっと使い」に向いている
長く家庭で料理をしていると、意外によく使うのが「ちょっとだけ茹でたい」「少しだけ温めたい」という場面です。
私自身も、毎日の料理では大きな鍋ばかり使うわけではなく、味噌汁や下茹でなどには小回りの利く鍋のほうが便利だと感じます。
鍋を選ぶときは特別な料理より、普段何度も繰り返す料理に使いやすいかを考えるのがおすすめです。
片手鍋のデメリット・注意点は?

使いやすい片手鍋ですが、もちろん注意したいところもあります。
大量調理には向かないことがある
片手鍋は小~中型の商品が多いため、家族分のカレーやおでんをたっぷり作る用途では容量が足りない場合があります。
大きな片手鍋もありますが、中身を入れるとかなり重くなることがあります。
たくさん作ることが多いなら、無理に片手鍋だけで済ませず、両手鍋と使い分けたほうが便利です。
取っ手が長いため収納場所を選ぶ
片手鍋は本体が小さくても、長い取っ手があります。
そのため、収納棚によっては意外と場所を取ることがあります。
購入前には鍋の直径だけでなく、取っ手を含めた全体の大きさも確認しておきましょう。
小さく軽い片手鍋はコンロでの安定にも注意
特にガスコンロで小径・軽量の片手鍋を使う場合は、置き方にも注意が必要です。
鍋やコンロの組み合わせによっては、長い取っ手による重心の偏りや温度センサーの影響などで鍋が傾く場合があります。
- コンロの上で安定しているか確認する
- 取っ手をコンロの手前へ大きくはみ出させない
- ガスの炎を鍋底から大きくはみ出させない
- 取っ手のぐらつきや傷みを定期的に確認する
- 鍋・コンロそれぞれの取扱説明書に従う
両手鍋のメリットは?

続いて、両手鍋のメリットを見てみましょう。

カレーやシチューなどをたっぷり作りやすい
両手鍋が活躍しやすいのは、まとまった量の料理を作るときです。
カレーやシチュー、おでん、豚汁などは、水分と具材が入るため完成時にはかなり重くなることがあります。
こうした料理では、両側の取っ手を持てる両手鍋が扱いやすいでしょう。
中身が重くなっても両手で持てる
例えば鍋本体が1.5kgあり、そこへ水を2L入れれば、それだけで約3.5kgになります。
さらに肉や野菜などの具材が加わります。
これだけの重量になると、長い取っ手1本で持ち上げるより、左右の取っ手を両手で持てるほうが扱いやすい場合があります。
大きなサイズを選びやすい
両手鍋には20cm、22cm、24cmなど、家族分の料理を作りやすいサイズが多くあります。
ただし、「4人家族だから24cm」というように人数だけで決める必要はありません。
味噌汁ならもう少し小さな鍋で十分な家庭もありますし、カレーを翌日分までまとめて作るなら大きめが便利なこともあります。
普段の調理量に合わせて選びましょう。
両手鍋のデメリットは?

少量調理には大きすぎることがある
大きな両手鍋で味噌汁を1~2杯だけ作ると、鍋が大きすぎて使いにくく感じることがあります。
洗う手間や収納まで考えると、少量調理では片手鍋のほうが便利な場合があります。
大きな両手鍋は重くなりやすい
両手で持てるとはいえ、大型の鍋は本体そのものが重い商品もあります。
特にステンレス多層鍋や厚みのある鍋などでは、同じ直径でも重量が大きく異なる場合があります。
ネット通販で購入するときは、サイズ・容量と一緒に本体重量も確認しておきましょう。
第1部まとめ|少量調理なら片手鍋、多めに作るなら両手鍋が候補
- 片手鍋と両手鍋の大きな違いは取っ手の形
- 片手鍋は味噌汁・スープ・茹で物などに便利
- 両手鍋はカレー・シチュー・おでんなどに便利
- 少量調理では片手鍋が扱いやすい
- 中身が重くなる料理では両手鍋が候補
- どちらが優れているというより役割が違う
- 家族人数だけでなく普段作る料理量から選ぶ
片手鍋と両手鍋で迷ったら、「どちらが万能か」ではなく、自分がその鍋で一番よく作る料理は何かを考えてみてください。
味噌汁や少量の茹で物が中心なら片手鍋、カレーや煮込み料理をまとめて作るなら両手鍋というように考えると、かなり選びやすくなります。
第2部では、「一人暮らし・2人・4人家族ならどっち?」「16cm・18cm・20cm・22cmはどう選ぶ?」「料理別ではどちらが使いやすい?」をさらに詳しく解説します。
一人暮らしなら片手鍋と両手鍋はどっち?
一人暮らしで最初の鍋を選ぶなら、まずは片手鍋から検討すると使いやすいでしょう。
一人分の味噌汁やスープ、ゆで卵、野菜の下茹でなどでは、大きな両手鍋が必要になる場面はそれほど多くありません。
ただし、作り置きをよくする方や、パスタ・カレー・鍋料理などを作ることが多い方は、少し大きめの鍋を追加すると便利です。
- 味噌汁・スープ・茹で物が中心 → 16~18cm程度の片手鍋が候補
- 少し多めに作る → 18~20cm程度も候補
- カレーや作り置きをよくする → 中型の両手鍋を追加する方法も
最初から何個もそろえず、よく使う1個から始めて、足りない役割を買い足す方法でも十分です。
16cmの片手鍋は少量調理に便利
16cm程度の片手鍋は、一人分の味噌汁や少量のお湯を沸かしたいときなどに使いやすいサイズです。
例えば、
- 味噌汁を1~2杯程度作る
- ゆで卵を作る
- 野菜を少し茹でる
- レトルト食品を温める
- 少量のスープを作る
といった用途に向いています。
一方で、具だくさんの汁物や作り置きには容量が足りない場合があります。
「一人暮らしだから16cm」と決めるのではなく、普段どのくらいの量を作るのかも考えて選びましょう。
一人暮らしでも18cmが使いやすい場合がある
「小さすぎる鍋だと用途が限られそう」と感じるなら、18cm程度の片手鍋も候補になります。
16cmより容量に余裕のある商品が多く、味噌汁やスープだけでなく、少量の煮物などにも使いやすくなります。
ただし、同じ18cmでも深さによって容量はかなり違います。
サイズ表示だけでなく、満水容量や深さも確認しておきましょう。
2人暮らしなら片手鍋と両手鍋はどっち?
2人暮らしの場合も、味噌汁やスープなど毎日使う鍋としては片手鍋が便利です。
ただし、カレーや煮物などを2人分以上作るなら、両手鍋もあると料理の幅が広がります。
18cm前後の片手鍋
→ 味噌汁・スープ・茹で物・少量の煮物
20~22cm程度の両手鍋
→ カレー・シチュー・煮物など、少し多めに作る料理
もちろん、必ず2個必要というわけではありません。
外食が多い家庭や、フライパンで煮物まで作る家庭なら、片手鍋1個でも間に合うことがあります。
2人暮らしは「同時調理するか」もポイント
鍋の必要数を考えるとき、意外と重要なのが同時調理です。
例えば夕食で、
- 片手鍋で味噌汁
- 両手鍋で煮物
というように2品を同時に作るなら、用途の違う鍋が2個あると便利です。
反対に、一品ずつ作ることが多いなら、最初から鍋を増やしすぎる必要はありません。
4人家族なら片手鍋と両手鍋はどっち?
4人家族になると、片手鍋と両手鍋のどちらか一方だけですべての料理をまかなうより、料理によって使い分けるほうが便利になってきます。
例えば、味噌汁には中型の片手鍋、カレーやシチューには大きめの両手鍋という使い分けです。
18~20cm程度の片手鍋
→ 味噌汁・スープ・下茹でなど
20~24cm程度の両手鍋
→ カレー・シチュー・おでん・煮込み料理など
ただし、4人家族でも食べる量や作り置きの有無によって適したサイズは変わります。
4人家族でも大きな鍋ばかり必要なわけではない
家族が多くなると、「とにかく大きな鍋を買ったほうが便利」と考えがちです。
しかし、毎日の料理すべてを大量に作るわけではありません。
例えば、
- ゆで卵を作る
- 少量の野菜を下茹でする
- ソースを作る
- 少量だけ温め直す
といった場面では、小~中型の片手鍋が便利です。
一方、カレーやおでんなどは大きめの両手鍋が使いやすくなります。
「家族が4人だから大鍋」ではなく、「料理ごとに必要な量が違う」と考えるのがポイントです。
片手鍋と両手鍋は何cmを選べばいい?
片手鍋か両手鍋かを決めたら、次に迷いやすいのがサイズです。
ここでは代表的な16cm・18cm・20cm・22cm前後について、使い方の目安を見てみましょう。
| サイズ | 候補になりやすい形 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| 16cm | 片手鍋 | 少量の味噌汁・茹で物・ゆで卵など |
| 18cm | 片手鍋が中心 | 味噌汁・スープ・少量の煮物など |
| 20cm | 片手鍋・両手鍋 | 汁物・煮物・少量のカレーなど |
| 22cm前後 | 両手鍋が候補 | カレー・シチュー・煮込み料理など |
これはあくまで選ぶときの目安です。
同じ20cmでも、浅型と深型では入る量が違います。
サイズ選びでは直径だけを見るのではなく、容量・深さ・本体重量も一緒に確認してください。
料理別|片手鍋と両手鍋はどっちが使いやすい?
ここからは、普段よく作る料理ごとに考えてみましょう。
味噌汁なら片手鍋が便利
毎日の味噌汁なら、片手鍋が使いやすいでしょう。
必要な量に合ったサイズなら取り回しやすく、食後に洗うのも比較的ラクです。
1~2人分なら16~18cm程度、家族分を作るなら18~20cm程度などが候補になります。
ただし、具だくさんの豚汁などをたっぷり作る場合は、両手鍋のほうが使いやすいこともあります。
カレー・シチューなら両手鍋が候補
カレーやシチューは、水分だけでなく肉や野菜などの具材も入るため、完成すると鍋全体がかなり重くなります。
特に家族分をまとめて作る場合は、両側の取っ手を持てる両手鍋が扱いやすいでしょう。
翌日分まで多めに作る家庭では、容量に少し余裕を持たせるのもポイントです。
おでんなら両手鍋が使いやすい
大根、卵、こんにゃく、練り物など、さまざまな具材を入れるおでんは、ある程度の容量が必要になります。
家族分を作るなら、両手鍋が候補です。
おでんは具材の量によって必要な容量が大きく変わるため、直径だけではなく深さも確認しましょう。
煮物は作る量によって使い分ける
煮物については、片手鍋・両手鍋のどちらでも作れます。
例えば、少量の肉じゃがやかぼちゃの煮物なら片手鍋でも作れますし、家族分をたっぷり作るなら両手鍋が便利です。
また、煮魚など食材を重ねずに並べたい料理では、取っ手の数だけでなく鍋の底面の広さや深さも重要になります。
麺を茹でるなら容量と深さを優先
うどんやそば、パスタなどを茹でる場合は、「片手か両手か」だけでなく、十分な容量があるかを確認しましょう。
少量なら深めの片手鍋でも対応できますが、家族分を一度に茹でるなら大きめの両手鍋が便利な場合があります。
ゆで卵・野菜の下茹でなら片手鍋
ゆで卵や少量の野菜の下茹では、小~中型の片手鍋が活躍しやすい料理です。
大きな両手鍋を出さなくても済むため、準備や片付けの負担も抑えられます。
料理別の使い分けを一覧でチェック
| 料理 | 候補 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| 味噌汁 | 片手鍋 | 普段作る量に合わせる |
| スープ | 片手鍋 | 具だくさんなら容量にも余裕を |
| ゆで卵 | 片手鍋 | 小型鍋が使いやすい |
| 野菜の下茹で | 片手鍋 | 少量なら小~中型で十分 |
| カレー | 両手鍋 | 作る量と容量を確認 |
| シチュー | 両手鍋 | 中身を入れた重量も考える |
| おでん | 両手鍋 | 具材が入る深さ・容量を確認 |
| 煮物 | どちらも候補 | 少量なら片手、多めなら両手 |
| 麺類 | どちらも候補 | 量・容量・深さを優先 |
片手鍋と両手鍋を両方持つならどう組み合わせる?
家庭料理をよくするなら、片手鍋と両手鍋を「どちらか一方」に絞らず、役割を分けて持つ方法もあります。
例えば、
18cm程度の片手鍋
味噌汁・スープ・ゆで卵・下茹で
22cm前後の両手鍋
カレー・シチュー・おでん・多めの煮物
このように役割をはっきり分ければ、似たサイズの鍋を何個も持つより使い分けやすくなります。
ポイントは、「片手鍋と両手鍋を1個ずつ買うこと」ではなく、「今持っている鍋に足りない役割を補うこと」です。
例えば、すでに20cm程度の深型フライパンを持っていて煮物にも使っているなら、大きな鍋を追加する必要性は低いかもしれません。
家族人数より「いつもの料理量」を優先しよう
「一人暮らしなら16cm」「4人家族なら24cm」といった目安は、鍋を選ぶときには便利です。
ただし、同じ4人家族でも食べる量は違いますし、毎回食べ切る家庭と翌日分までまとめて作る家庭でも必要な鍋は変わります。
そのため、鍋を選ぶ前に次の3つを考えてみてください。
- 普段何人分を作るのか
- 一度に食べ切るのか、作り置きするのか
- その鍋で一番よく作る料理は何か
この3つが分かれば、「片手か両手か」「何cmにするか」をかなり絞り込みやすくなります。
片手鍋と両手鍋は人数より料理量で選ぼう
- 一人暮らしは16~18cm程度の片手鍋から検討しやすい
- 2人暮らしは片手鍋+必要に応じて中型の両手鍋が候補
- 4人家族は片手鍋と両手鍋を料理によって使い分けやすい
- 味噌汁・ゆで卵・下茹では片手鍋が便利
- カレー・シチュー・おでんは両手鍋が候補
- 煮物や麺類は作る量・容量・深さによって選ぶ
- 同じ直径でも深さによって容量は異なる
- 人数だけではなく普段作る量を基準にする
- 2個持つなら役割が重ならない組み合わせを考える
片手鍋と両手鍋は、どちらか一方が万能というわけではありません。
少量を手軽に作る片手鍋と、まとまった量を作りやすい両手鍋。それぞれの得意な役割を知って選ぶことが、使いやすい鍋をそろえるポイントです。
第3部では、さらに「ステンレス・アルミなど素材による違い」「深型・浅型との組み合わせ」「IHとガス火で選ぶときの注意点」「重さと収納」まで掘り下げていきます。
片手鍋と両手鍋は素材でも使いやすさが変わる
片手鍋と両手鍋を選ぶときは、取っ手の形やサイズだけでなく、鍋の素材にも注目してみましょう。
同じ18cmや20cmの鍋でも、アルミ製なのかステンレス製なのか、また多層構造なのかによって、重さや扱いやすさ、熱の伝わり方などが変わります。
特に片手鍋は、長い取っ手を持って鍋を動かす場面が多いため、鍋本体の重さは使い勝手に影響しやすいポイントです。
軽さを重視するならアルミ製の片手鍋が候補
アルミは比較的軽く、熱が伝わりやすい素材です。
そのため、味噌汁を作ったり、野菜を茹でたり、お湯を沸かしたりと、毎日のちょっとした調理に使う片手鍋では候補になりやすい素材です。
特に鍋をコンロからシンクへ移動することが多い方は、鍋そのものが軽いと扱いやすく感じるでしょう。
- 味噌汁を頻繁に作る
- 野菜の下茹でによく使う
- 鍋を持ち上げたり移動したりすることが多い
- 重い調理器具が苦手
- 少量調理が中心
ただし、アルミ鍋でも厚みや構造によって重量は違います。
「アルミだから必ず軽い」と決めつけず、購入時には商品ごとの重量を確認してください。
丈夫さや使い方の幅を考えるならステンレスも候補
ステンレス製の鍋も、家庭用の片手鍋・両手鍋として広く使われています。
ステンレスはアルミと比べると熱の伝わり方が異なるため、製品によってはアルミなどを組み合わせた多層構造になっているものもあります。
また、IH対応の商品を探す場合にもステンレスを使った鍋は多く見つかりますが、ステンレス製ならすべてIHで使えるというわけではありません。
必ず商品に表示されている対応熱源を確認しましょう。
素材だけで鍋の性能は決まらない
鍋を比較するときに注意したいのが、「アルミだから○○」「ステンレスだから○○」と素材だけで性能を決めないことです。
実際の鍋の使い心地は、
- 鍋の厚み
- 底面の構造
- 多層構造かどうか
- 鍋の大きさ
- 本体重量
- 使用する熱源
などによっても変わります。
素材は大切な比較ポイントですが、最終的には商品全体を見て選びましょう。
鍋はステンレスとアルミどっちがいい?違いと向いている料理を徹底比較
ステンレスとアルミの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 鍋はステンレスとアルミどっちがいい?違いと向いている料理を徹底比較
片手鍋と両手鍋は深型・浅型でも使い勝手が違う
片手鍋か両手鍋かを選ぶときは、鍋の「深さ」も一緒に考えてみましょう。
同じ20cmでも、深型と浅型では容量や使いやすい料理が違います。
深型の片手鍋は汁物や茹で物に使いやすい
深さのある片手鍋は、味噌汁やスープ、麺類、野菜の茹で物などに使いやすいタイプです。
直径を大きくしなくても容量を確保しやすいため、コンパクトな鍋が欲しい方にも候補になります。
ただし、深くなるほど中身を入れたときの重量も増えやすくなります。
大容量の深型片手鍋を選ぶ場合は、満水時ではなく、普段使う量を入れた状態で無理なく扱えそうかを考えてみましょう。
浅型の両手鍋は食材を広げて調理しやすい
浅めの両手鍋は、底面を広く使いやすいのが特徴です。
煮物など、食材をある程度広げて並べたい料理にも使いやすいでしょう。
一方で、たっぷりの汁物や大量の茹で物では、深型の鍋のほうが使いやすい場合があります。
カレーやおでんなら深めの両手鍋も便利
家族分のカレー、シチュー、おでんなどを作るなら、ある程度深さのある両手鍋が候補になります。
具材と水分がたっぷり入っても容量に余裕を持たせやすく、左右の取っ手を使って持つことができます。
ただし、大きく深い鍋ほど収納場所も必要です。
「大は小を兼ねる」と考えて必要以上に大きな鍋を選ぶより、普段作る量に合ったサイズを選ぶほうが使いやすいでしょう。
鍋は深型と浅型どっちが使いやすい?違いと向いている料理を比較
深さの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 鍋は深型と浅型どっちが使いやすい?違いと向いている料理を比較
IHで使うなら片手鍋・両手鍋の対応表示を確認
自宅がIHクッキングヒーターの場合は、片手鍋・両手鍋の形だけでなく、IHに対応している商品かを必ず確認してください。
鍋の素材だけを見て判断するのではなく、「IH対応」「ガス火専用」「IH・ガス火対応」などの商品表示を確認するのが基本です。
ステンレス鍋でもすべてIH対応とは限らない
ステンレス製の鍋はIH対応商品が多く販売されていますが、ステンレスの種類や鍋底の構造などによっては使用できない場合があります。
反対に、アルミを使った鍋でも、底面をIHで使用できる構造にした商品があります。
そのため、「アルミだからIHでは使えない」「ステンレスだからIHで使える」という判断は避けましょう。
IHでは鍋底の形やサイズも確認する
IHでは、鍋底が平らであることや、使用するIHクッキングヒーターが指定する鍋底サイズなども重要です。
せっかくIH対応の鍋を購入しても、使用する機器の条件に合っていなければ、正常に加熱できない場合があります。
- 商品にIH対応の表示があるか
- 鍋底のサイズがIH機器の条件に合っているか
- 鍋底に大きな反りや変形がないか
- 使用するIH機器の取扱説明書で対応鍋を確認する
IH対応鍋とガス火専用の違いは?見分け方と選び方をわかりやすく解説
IHとガス火の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ IH対応鍋とガス火専用の違いは?見分け方と選び方をわかりやすく解説
片手鍋と両手鍋は「重さ」も重要
鍋をネット通販で選んでいると、直径や素材には目が行っても、意外と見落としやすいのが重量です。
しかし、毎日使う鍋ほど重さは重要です。
片手鍋は中身を入れた重さまで考える
片手鍋の場合、商品ページに記載されている本体重量だけを見て「これなら軽そう」と判断しないようにしましょう。
例えば、水1Lだけでも約1kgあります。
そこへ鍋本体と具材の重さが加わります。
特に大きめの片手鍋では、中身を入れた状態で取っ手を持つと、想像以上に重く感じることがあります。
普段から鍋を持ち上げて汁物を移す方なら、重量はしっかり確認しておきたいポイントです。
両手鍋も大きすぎると扱いにくい
両手鍋は左右の取っ手を持てるため、大量調理では扱いやすい反面、大きな商品ほど鍋本体も重くなる傾向があります。
特に、
- カレーを作った鍋をコンロから移す
- おでんの鍋を食卓へ運ぶ
- 洗った鍋を収納棚へ戻す
といった場面では、鍋本体+料理の重さを扱うことになります。
「大きいほうが便利そう」という理由だけで選ぶと、重くて使わなくなってしまう可能性もあります。
長く家族の食事を作っていると、鍋は火にかけている時間だけ使うものではないと感じます。
棚から出す、シンクへ運ぶ、洗う、乾かす、片付けるところまでが毎日の作業です。だからこそ、少しの重さや持ちにくさが積み重ならない鍋を選ぶことも大切だと思います。
収納しやすいのは片手鍋と両手鍋どっち?
収納については、「片手鍋だから省スペース」「両手鍋だから場所を取る」と単純には決められません。
それぞれ違った収納上の特徴があります。
片手鍋は長い取っ手が収納の邪魔になることも
片手鍋は本体がコンパクトでも、長い取っ手があります。
引き出し収納では取っ手の向きをそろえたり、他の鍋やフライパンと重ね方を工夫したりする必要が出てくることがあります。
購入前に、本体直径だけでなく取っ手を含めた全長も確認すると安心です。
両手鍋は大きくても収まりがよい場合がある
両手鍋は左右に短い取っ手があるため、長いハンドルがありません。
そのため、収納場所の形によっては、片手鍋より収まりがよいこともあります。
ただし、大径の両手鍋は当然ながら本体そのものが大きいため、棚の奥行きや幅、高さを確認しておきましょう。
鍋蓋の収納場所も忘れずに
鍋本体は収納できても、意外と困るのが鍋蓋です。
特に複数の鍋をそろえる場合、鍋の数だけ蓋が増えると収納スペースが必要になります。
鍋を購入するときは、
- 蓋付きかどうか
- 手持ちの蓋を兼用できるか
- 蓋を立てて収納できるか
- 鍋と重ねて収納できるか
なども確認しておくとよいでしょう。
片手鍋と両手鍋は蓋付きがいい?
味噌汁や煮物、カレーなど幅広い料理に使うなら、蓋があると便利です。
ただし、すでに同じサイズの鍋蓋を持っている場合は、必ずしも鍋ごとに蓋を増やす必要はありません。
一方で、「同じ18cmならどの蓋でも合う」とは限らない点には注意しましょう。
鍋の縁や蓋が収まる部分の形状によっては、同じ表示サイズでもぴったり合わない場合があります。
ガラス蓋は中の様子を確認しやすい
ガラス蓋は、蓋を開けなくても中の様子を確認しやすいのがメリットです。
煮物やスープなど、加熱中の状態を見たい料理では便利でしょう。
ただし、熱に強いガラスでも割れないわけではありません。落下や強い衝撃などには注意が必要です。
ステンレス蓋は割れにくさを重視する方に
ステンレス製の蓋なら、ガラスのように割れる心配が少ないのが特徴です。
一方で、中の様子を見るには蓋を開ける必要があります。
ガラス蓋とステンレス蓋はどちらが絶対に優れているというものではなく、普段の料理スタイルに合わせて選びましょう。
鍋の蓋はガラスとステンレスどっちがいい?違いと選び方を徹底比較
鍋蓋について詳しく比較したい方はこちらも参考にしてください。
▶ 鍋の蓋はガラスとステンレスどっちがいい?違いと選び方を徹底比較
片手鍋と両手鍋を買う前に確認したい7つのポイント
ここまでの内容をもとに、購入前に確認したいポイントをまとめます。
- 何を一番よく作るか
- 普段何人分を作るか
- 何cm・何L程度必要か
- 片手鍋・両手鍋のどちらが扱いやすいか
- 深型・浅型のどちらが料理に合うか
- 鍋本体の重さを無理なく扱えるか
- IH・ガス火など自宅の熱源に対応しているか
この7つを確認しておけば、「なんとなく良さそう」という理由だけで鍋を選ぶより、購入後の失敗を減らしやすくなります。
第3部まとめ|取っ手の数だけでなく素材・深さ・重さまで確認しよう
- 片手鍋・両手鍋は素材によっても使い勝手が変わる
- 軽さを重視するならアルミ製も候補
- ステンレス製でもすべてIH対応とは限らない
- 素材だけでなく厚みや鍋底の構造も確認する
- 深型は汁物や茹で物、大容量調理に使いやすい
- 浅型は食材を広げて調理したい場合に便利
- 片手鍋は中身を入れたときの重さも重要
- 両手鍋も必要以上に大きいと扱いにくくなる
- 片手鍋は長い取っ手を含めた収納サイズを確認する
- 鍋蓋の種類や収納場所も考えておく
片手鍋と両手鍋を選ぶときは、「取っ手が1本か2つか」だけで決めるのではなく、サイズ・素材・深さ・重さ・熱源・収納まで含めて考えることが大切です。
毎日使う鍋だからこそ、高機能な鍋を選ぶことよりも、出しやすく、料理しやすく、洗いやすく、無理なく片付けられることを優先してみてください。
第4部では、「結局どっちがおすすめ?タイプ別診断」「片手鍋と両手鍋は両方必要?」「よくある質問」「失敗しない最終チェック」をまとめ、最後に「鍋の選び方完全ガイド」への内部リンクも自然につなげます。
結局、片手鍋と両手鍋はどっちがおすすめ?タイプ別にチェック
ここまで片手鍋と両手鍋の違いを見てきましたが、「結局、自分にはどっちがいいの?」と迷っている方もいるでしょう。
そんなときは、鍋の形だけを見るのではなく、普段どんな料理を、どれくらいの量で作っているかを思い浮かべてみてください。
まずは簡単にタイプ別で確認してみましょう。
- 一人暮らしや少量調理が中心
- 味噌汁やスープをよく作る
- ゆで卵や野菜の下茹でによく使う
- 小回りの利く鍋が欲しい
- 鍋を傾けて汁物などを移すことが多い
- 大きな鍋を毎回出したくない
- 家族分の料理をまとめて作る
- カレーやシチューをよく作る
- おでんや煮込み料理が好き
- 作り置きをすることが多い
- 中身が重くなる料理をよく作る
- 左右の取っ手を持って鍋を運びたい
このように考えると、片手鍋と両手鍋は競い合うものではなく、それぞれ違う役割を持った鍋だと分かります。
片手鍋と両手鍋は両方必要?
料理をよくする家庭なら、「片手鍋と両手鍋を両方持ったほうがいいのかな?」と考えることもありますよね。
結論からいうと、必ず両方そろえる必要はありません。
ただ、料理する頻度が高く、汁物と煮物などを同時に作ることが多いなら、役割の違う片手鍋と両手鍋が1つずつあると便利です。
一人暮らしなら片手鍋1個からでも始められる
一人暮らしで自炊を始める場合は、最初から鍋を何個もそろえなくてもよいでしょう。
味噌汁やスープ、茹で物、少量の煮物などが中心なら、16~18cm程度の片手鍋から始める方法があります。
実際に料理を続けてみて、
- カレーをもっとたくさん作りたい
- 作り置きをしたい
- 麺類を茹でる大きな鍋が欲しい
と感じるようになってから、両手鍋を追加しても遅くありません。
2人暮らしなら片手鍋+両手鍋が便利なことも
2人暮らしでは、18cm前後の片手鍋と20~22cm程度の両手鍋など、役割の違う2個を持つ方法があります。
片手鍋では味噌汁や茹で物、両手鍋ではカレーや煮物というように使い分ければ、用途が重なりにくくなります。
ただし、外食が多かったり、フライパンを鍋代わりにも使ったりする家庭なら、鍋1個で足りることもあります。
4人家族なら用途の違う鍋があると便利
4人家族になると、味噌汁と煮物を同時に作ったり、カレーを多めに作ったりする場面も増えてきます。
そのため、例えば、
- 味噌汁・スープ用の片手鍋
- カレー・シチュー・煮込み料理用の両手鍋
というように役割を分けておくと使いやすくなります。
さらに料理する頻度が高ければ、もう1つ小型鍋などを追加する方法もあります。
ただし、鍋の必要数に正解はありません。家族人数だけで増やすのではなく、同時に何品作ることが多いかを基準に考えると無駄が少なくなります。
フライパンがあれば両手鍋はいらない?
最近は深型フライパンを使って、焼く・炒めるだけでなく、煮物やカレーまで作る家庭も増えています。
そのため、すでに深型フライパンを持っている場合は、「両手鍋の役割と重なっていないか」を確認してみるのもおすすめです。
例えば、深型フライパンでカレーや煮物まで問題なく作れているなら、無理に同じくらいの容量の両手鍋を追加しなくてもよいかもしれません。
反対に、
- フライパンを炒め物に使っている間に汁物を作りたい
- おでんなどをたっぷり煮込みたい
- 作り置き用の鍋が欲しい
- 深さのある鍋が必要
といった場合は、両手鍋を追加する意味があります。
「この鍋が欲しい」ではなく、「今持っている調理器具では何ができなくて困っているのか」を考えると、似た役割の鍋を増やしにくくなります。
片手鍋と両手鍋で後悔しやすいポイント
鍋は一度購入すると長く使うことも多い調理器具です。
購入後に「違うサイズにすればよかった」とならないよう、よくある失敗も確認しておきましょう。
「大きいほうが便利」と考えて大きすぎる鍋を選ぶ
鍋は容量に余裕があるほうが便利な場面もあります。
しかし、必要以上に大きな鍋は、
- 重い
- 洗いにくい
- 収納場所を取る
- 少量調理では使いにくい
といった不便につながることがあります。
特に毎日の味噌汁などに使う鍋は、普段作る量に近いサイズのほうが使いやすいでしょう。
片手鍋を大きくしすぎて重くなる
片手鍋は長い取っ手を持てるのが便利ですが、サイズが大きくなるほど中身を入れたときの重量も増えます。
大きな片手鍋にたっぷりの汁物を入れてしまうと、片手では持ちにくくなる場合があります。
たくさん作ることが前提なら、両手で持てる両手鍋も検討してみましょう。
両手鍋を買ったものの少量調理ばかりだった
反対に、大きな両手鍋を買ったものの、実際には味噌汁やゆで卵など少量調理ばかりだったというケースもあります。
「いつか大人数の料理をするかもしれない」という場面より、普段一番よく作る料理を優先するのがおすすめです。
鍋本体の重さを確認していなかった
ネット通販で鍋を購入するときに、サイズと価格だけで決めてしまうと、届いてから「思っていたより重かった」と感じることがあります。
鍋本体だけでなく、水や食材を入れたときにはさらに重くなります。
特に大きな両手鍋や大容量の片手鍋は、商品ページの重量も確認しておきましょう。
収納場所を測らずに購入した
片手鍋は長い取っ手、両手鍋は本体の直径や左右の取っ手が収納に影響します。
鍋本体だけでなく、蓋の収納場所も必要です。
購入前にキッチンの引き出しや棚を測っておけば、「入らなかった」という失敗を防ぎやすくなります。
片手鍋と両手鍋を長く使うためのポイント
気に入った鍋を購入したら、できるだけ長く使いたいですよね。
ただし、適切な使い方やお手入れ方法は、鍋の素材や表面加工によって異なります。
使用前に取扱説明書を確認する
ステンレス、アルミ、ホーロー、コーティング加工など、鍋によって注意点は違います。
特に、
- 使用できる熱源
- 火力についての注意
- 空焚きについての注意
- 食器洗い乾燥機が使えるか
- 使用できる調理器具
などは、メーカーの取扱説明書や商品表示を確認してください。
取っ手のぐらつきを確認する
片手鍋でも両手鍋でも、取っ手は安全に使うための重要な部分です。
長く使っているうちに、固定部分が緩んだり、傷んだりすることがあります。
「少しくらいなら大丈夫」と使い続けず、ぐらつきや破損がないか定期的に確認しましょう。
鍋底の変形にも注意する
鍋底が大きく変形して安定しなくなった場合は、使用を続ける前にメーカーの案内などを確認しましょう。
特にIHでは鍋底の状態が加熱に影響する場合もあります。
長年使っている鍋は、取っ手だけでなく鍋底や縁、表面加工などもときどき確認してみてください。
片手鍋と両手鍋に関するよくある質問
Q. 片手鍋と両手鍋、最初の1個ならどっち?
少量調理が中心なら、片手鍋から検討するとよいでしょう。
特に一人暮らしや2人暮らしで、味噌汁・スープ・茹で物などに使うなら、16~18cm程度の片手鍋が候補になります。
一方、家族分のカレーや煮込み料理を主目的にするなら、両手鍋のほうが向いている場合があります。
Q. 片手鍋は何cmが一番使いやすい?
用途によりますが、家庭用では16~20cm程度が候補になります。
一人分の少量調理なら16cm程度、味噌汁やスープなど幅広く使いたいなら18cm前後、少し多めに作るなら20cm程度という考え方があります。
ただし、同じ直径でも深さによって容量は違うため、満水容量も確認してください。
Q. 両手鍋は何cmがおすすめ?
2人程度なら20cm前後、家族分のカレーや煮込み料理なら22~24cm程度などが候補になります。
ただし、これはあくまで目安です。
家族人数だけでなく、作り置きをするか、一度にどのくらい作るかによって選びましょう。
Q. 味噌汁は片手鍋と両手鍋どっち?
普段の味噌汁なら、取り回しやすい片手鍋が便利です。
ただし、大人数分の味噌汁や具だくさんの豚汁をたっぷり作る場合は、容量のある両手鍋が使いやすいこともあります。
Q. カレーは片手鍋でも作れる?
容量が足りていれば、片手鍋でもカレーは作れます。
ただし、家族分をたくさん作ると鍋が重くなるため、大容量なら両手鍋のほうが扱いやすい場合があります。
Q. 一人暮らしでも両手鍋は必要?
必ずしも必要ではありません。
片手鍋や深型フライパンで普段の料理が足りているなら、それだけでもよいでしょう。
カレーを作り置きしたい、麺をたっぷりのお湯で茹でたいなど、必要性を感じてから追加する方法でも十分です。
Q. 片手鍋と雪平鍋は同じ?
雪平鍋は一般的に長い取っ手を持つ片手鍋の一種として扱われます。
アルミ製の商品がよく知られていますが、ステンレス製やIH対応の商品などもあります。
味噌汁、煮物、茹で物など幅広く使えるため、日常の家庭料理で便利な鍋です。
雪平鍋はアルミとステンレスどっちがいい?違いと選び方を徹底比較
雪平鍋の素材選びについてはこちらの記事も参考にしてください。
▶ 雪平鍋はアルミとステンレスどっちがいい?違いと選び方を徹底比較
片手鍋と両手鍋で迷ったときの最終チェック
最後に、どちらを購入するか迷っている方のために、簡単なチェック表を用意しました。
| こんな使い方 | 候補 |
|---|---|
| 味噌汁をよく作る | 片手鍋 |
| ゆで卵・下茹でに使う | 片手鍋 |
| 一人暮らしの最初の1個 | 片手鍋が候補 |
| カレー・シチューをよく作る | 両手鍋 |
| おでんをたっぷり作る | 両手鍋 |
| 家族分をまとめて作る | 両手鍋が候補 |
| 汁物と煮物を同時に作る | 片手鍋+両手鍋 |
| できるだけ鍋を増やしたくない | 一番よく作る料理に合わせる |
まとめ|片手鍋と両手鍋は「何をどれくらい作るか」で選ぼう

片手鍋と両手鍋は、どちらが優れているというものではありません。
少量の味噌汁やスープ、茹で物などを手軽に作りたいなら片手鍋、カレーやシチュー、おでんなどをまとまった量で作るなら両手鍋が候補になります。
選ぶときに大切なのは、家族人数だけで決めないことです。
- 何をよく作るのか
- 一度に何人分作るのか
- 作り置きをするのか
- 中身を入れた状態で無理なく扱えるか
- 収納場所に収まるか
- IH・ガス火など自宅の熱源に対応しているか
こうした点まで確認すると、自分に合った鍋が見つけやすくなります。
「片手鍋と両手鍋のどっちを買う?」と考えるより、「この鍋で一番よく作りたい料理は何?」と考えてみてください。
毎日の味噌汁なら片手鍋、家族分のカレーなら両手鍋というように、鍋の役割が自然に見えてきます。
私自身、長く家族の食事を作ってきて感じるのは、鍋は「高機能だから使う」のではなく、結局は手に取りやすくて、いつもの料理にちょうどいいものほど出番が増えるということです。
毎日のことだからこそ、大きさや素材だけでなく、重さや洗いやすさ、収納まで含めて選んでみてくださいね。
片手鍋と両手鍋のどちらが自分に合うか分かったら、次はサイズや素材、深さ、重さまで確認してみましょう。普段の料理や家族人数に合った鍋を総合的に選びたい方は、こちらの記事でまとめて比較できます。

